益田のお隣、津和野出身で、浮世絵研究家/美術史家/美術評論家の永田生慈氏が、生涯をかけて収集した北斎に関する2400点の貴重なコレクションが、島根県県立美術館に寄贈されました。世界でも1つか数点しかない貴重なものや、有名な赤富士や富岳三十六景の版画、北斎漫画、貴重な肉筆画、今でもあでやかな色彩の版画、津和野藩が依頼した摺物など、これほどの点数で貴重な北斎のコレクションは、世界でも類がないものです。展示は遺言で、松江と益田の県立美術館のみということで、この2つの都市でしか永田北斎コレクションは見られず、島根県は北斎の聖地と言ってもいいとでしょう。松江の県立美術館では、北斎コレクションの常設展示があり、また益田のグラントアでは、不定期ですが北斎展が行われることがあります(最近では2023年12月~2024年2月まで開催)。こんな贅沢なことはありません、益田で北斎展がある場合には、北斎ファンのみならず肉質で直に北斎を体感しましょう。
県立美術館永田コレクション参照(ここをクリック)
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2023年12月から2024年2月まで開催された北斎展で展示された作品の写真集(200点以上から適宜抜粋)を掲載しました。これほどの数が見れるのは貴重なサイトです。(写真は展示会で撮影可、掲載も美術館に確認済み)