津和野の古橋酒造の初陣が、世界一美味しい市販日本酒を決める品評会「SAKE COMPETITION」の吟醸純米酒で3位になりました。是非、記念に買って、暑い夏の夜、冷酒で楽しんでみては。
益田は、いろいろな周辺観光をするのに便利な場所にあります。南に行けば、山陰の鯉の小京都津和野、山口観光なども日帰りで可能です。西は萩(世界遺産もあり)や長門温泉郷、東には世界遺産の石見銀山・温泉津温泉、さらに足を延ばせば、出雲大社や足立美術館、松江、VIANTの聖地めぐりもあります。萩・石見空港があり、1日朝夕2便で、東京から2時間で益田に到着します。ここを起点としたこれら周辺の観光をお楽しみください。お薦めツアーも最後にご案内します。
津和野、萩、元乃隅神社と角島と長門湯本温泉、石見銀山、足立美術館、出雲大社、お薦めツアー案内にクイックに(ここをクリック)
1.津和野
益田のすぐお隣の津和野、日本遺産で鯉の小京都「津和野」です。津和野は、時間を気にせずにゆっくり過ごしたい人にはいいところです。
津和野と言えば、日本五大稲荷神社の太鼓谷稲荷神社、山の上まで朱色の鳥居が並びます。近くの弥栄神社には600年以上のケヤキが。日本唯一残っている鷺舞の街でも。
街には、安野光雅美術館や津和野カトリック教会があり、ギャラリー、香具店、昔ながらの薬屋、工芸品等趣のある店も多数あり、楽しめます。円殿通りでは鯉が水路でお出迎えする鯉(恋)の街。駅近くには隠れ里の乙女峠には迫害されたキリシタンの教会などがあり、苔の生えた新緑の静けさの中でとてもいい雰囲気でした。また、山口線を走るSL列車「山口号」の始発・終点駅で、5月から土日に運行が再開され、駅にSLがお出迎え。SL好きな人にはいい思い出になるかと思います。
森鴎外の生誕の地でもあり、森鴎外記念館があり、新しく改装したてです。また津和野から8㎞と少し離れた場所ですが、紅葉で有名な堀庭園があり、紅葉時などとても素晴らしい観光スポットです。
食べ物では、津和野郷土料理の「うずめ飯」、弥栄神社前の美松さんの黒稲荷寿司、お菓子の源氏巻など、ぜひ一度食べてみては。また、酒蔵としては、華泉酒造の華泉や古橋酒造の初陣などがあり、試飲もできます。初陣は世界一美味しい市販日本酒を決める品評会「SAKE COMPETITION」の吟醸純米酒で3位になりました。一度お試しを。
2.石見地域
益田市は、お隣浜田市、江津市、大田市は、益田を含めて、石見地域と呼ばれており、島根県の西部にあります。この地域では石見神楽など共通した伝統を持ちながら、それぞれの地域を活かした街づくりをしております。この地域には世界遺産の石見銀山・温泉津温泉、のどぐろなど漁港で有名な浜田市、日本一の美肌温泉にもなった美又温泉など、いろいろな観光地があり、楽しめます。
2.1 浜田観光
益田市のお隣、車で45分、電車で1時間のところにある漁港の町浜田市、ここには、シロイルカショーで有名な水族館アクアスや、浜田地震でできた石見畳ヶ浦があります。新鮮な魚とともにお楽しみください。特にシロイルカのマジックバブル、ミラクルバブルは、全国でここだけです。
3.萩
萩は、益田から車で1時間余りで行ける、日本でも有名な観光地。近代日本の夜明け「明治維新」のゆかりの地で、陶器の萩焼でも有名です。温泉とともにゆっくりお過ごしください。
萩と言えば、明治維新の始まりの地で、明治政府を動かした高杉晋作、初代総理大臣伊藤博文など多くの偉人を出し近代日本を築いた街です。ゆかりの地や旧住宅などがある菊屋横丁や菊屋家住宅があり、萩焼の多くの窯元もあって、萩焼とともにゆっくり散策してみましょう。1日券310日で、史跡を何回も見ることができ便利です。
萩で一番有名な吉田松陰の松陰神社や側にある松下村塾も人気の観光スポットです。明倫学舎は、昔の学校跡で昔の学校の様子を体験できるとともに、世界遺産ビジターセンターもあります。菊屋横丁や明倫学舎に行くには、明倫学舎駐車場が便利です。
明倫館から少し離れたところにある萩城址・指月公園も観光してはどうでしょうか。城主毛利氏の像が迎え。
萩と言えばもう一つ萩焼があります。数十件の萩焼窯元があり、すべてを探索はできないので、自分の好きな窯元をあらかじめ探して、そこを訪れるのがいいかと思います。なお、萩焼を一同に見られるのは、年1回ゴールデンウィーク時に行われる萩焼祭りで、萩焼が好きな方は、この時期訪れるのがいいと思います。リピータもいるようです。今年も5月1日~5日に開催されました。
萩市内から車で10分、東萩の浜崎にある浜崎二ツ櫂船旗地区も、古い家屋を残しながら新しい感覚の店があり、一度は訪れたいところです。特に舸子176は、ランチも行っている(月火休日、要予約)素敵なレストランで、ぜひ行ってみては。
萩は世界遺産の都市で、萩反射炉跡なども見学でき(無料)、また萩の沖合の島「見島」は限定牛の見島牛があり、食べてみては。(萩市内では道の駅「萩往還」の玄でハンバーグが食べれます)。また見島牛をベースの萩ブランドの見欄牛も。
4.温泉
益田の近くにはいくつかの温泉があります。
街中には多田温泉があり、仕事帰りの人やクラブの後の学生も入りに来ます。また、車で20分のところには、美都温泉、田万川温泉、匹見温泉、二川温泉などがあり、休憩所もありのんびり温泉を楽しめます。お隣の浜田市の近くには、温泉選挙で日本一の美肌温泉になったことがある美又温泉もあり、温泉好きにはぜひ訪れたい場所でもあります。これらの温泉は、銭湯代と同じ程度で入浴でき、人もそれほど混雑はしていませんので、温泉旅もいかがでしょうか?
5.日帰り観光(津和野・萩・元乃隅神社・石見銀山等)
益田から日帰りができる観光地としては、南に国道9号線を行くと津和野があり、さらに南に車を走らせると、鍾乳洞の素晴らしい秋芳洞や秋吉台、NewyorkTimesで有名になった山口市などがあり、こちらもいい日帰りコースです。
益田から車で国道191号線を西に向かうと萩があり、萩は言わずも知れた有名な幕末・明治維新のゆかりの地で、屋敷跡、萩焼・萩ガラス、世界遺産の反射炉跡、世界最小の火山「笠山」など1日では周り切れない観光街です。
萩から少し足を延ばすと、日本海を背景に赤い鳥居が連なりSNS映えも抜群な絶景「元乃隅(もとのすみ)神社」、景観が素晴らしい青海島のクルーズ、海の上を車で走るような体験ができる角島なども日帰りで行くことがでます。
また、益田から東に車を走らせると、世界遺産の石見銀山やレトロな温泉郷「温泉津温泉」を訪れることができます。昔ながらの家や景観をそのまま残したタイムススリップした街並みを堪能できます。
元乃隅神社と角島と長門湯本温泉
石見銀山
世界遺産の石見銀山。戦国時代から、この銀山から世界の銀の発掘の1/3をしめ、戦国時代の鉄砲などの購入にも使われ、戦国時代の優勢を決めるのにも関わったようです。当時、この2㎞四方の地区に20万人の労働者と家族が住み、一大都市で、その地区の周りに街並みや、積出港の温泉津がが栄えたということで、世界遺産にになりました。銀の採掘坑道は、1000個所以上あり、総延長は数10㎞あります。その中で、ポピュラーな龍源寺間歩を見て、タイムスリップしたような街並みを散策してみましょう。また近くの石見銀山世界遺産センターでは、展示や銀の資料などもあり、楽しめます。予約限定ですが、間歩で最大の大久保間歩の探検ツアーもここで受け付けています。
駐車場から龍源寺間歩まで緩やかな坂で2㎞あり、散策もいいですが、レンタサイクルまたは、最近始まったカートが約30分くらいおきに運行されていて、スポットの説明をしてくれて便利です。
街並みは、外観を極力変えないレトロ感を維持しています(銀行や郵便局、自動販売機などにも注目)。群言堂は女性に人気で、食事から買い物までずっといられるところです。
6.益田から足を延ばした観光
車で3時間程度かかりますが、日帰りも可能な地として、世界的に知られた日本一の庭園「足立美術館」、素晴らしい日本庭園の他にも横山大観の絵が展示されており、立体感あふれる水墨画を堪能できます。
また縁結びで有名で10月に神々が集まり神在月となる「出雲大社」、シジミで有名な宍道湖、天守閣が残っている数少ない城で国宝の松江城や北斎コレクションの常設展示がある県立美術館、VIANTの聖地めぐり、映画「砂の器」のモデル駅亀嵩、妖怪で有名な鬼太郎ロードなどもあり、これらの観光と一緒に益田市も予定に入れてみてはどうでしょうか?
足立美術館
出雲大社
出雲大社は、益田から高速道路を活用し2時間20分で到着します。言わずと知れた縁結びの神様であり、10月には、すべての神々がここに集まる縁起のいい場所です。出雲大社の正門は、西側の門で、そこにはぜひ拝殿を。なお、本殿のしめ縄も大きいですが、ギネス記録の大しめ縄は神楽殿のもので、そこにも。
お昼は、日本3大そばの出雲そばの割子蕎麦を。参道もいいですが、出雲市内にも美味しい割子蕎麦屋もあり、そちらで食べても。
7.お薦めツアー
益田を起点としたお薦めルート案です。
日帰りツアー
1)萩と世界遺産
行程1 8時間
益田 → 国道191号線を萩方向へ 1時間15分 → 松下村塾・松陰神社(駐車場あり) → 萩明倫センター駐車場 → 徒歩 → 明倫館 → 徒歩 → 菊屋横丁・屋敷跡・萩焼 → 車 → 萩城跡(駐車場有) → 萩反射炉跡(世界遺産) → 益田
行程2 8時間
益田 → 国道191号線を萩方向へ 1時間40分 → カネコツカサ窯(事前予約) → 浜崎二ツ櫂船旗(浜崎伝建地区無料駐車場) 徒歩散策 → 舸子176昼食ランチ(要予約) → 萩窯元めぐり(例 JIBITA、天龍窯、大屋窯、松光山窯、萩焼会館)・萩ガラス工房 → 萩反射炉跡(世界遺産) → 益田
萩焼の窯元は数多くあり各自の好みで選んでください。萩ガラスは独自の内ひびが入ったガラス食器を見てください。
グルメとして、萩のブランド牛見欄牛や希少価値の見島牛のハンバーグなどが、道の駅「萩往還」で食べられます。ただしすぐに完売するので開店の11時20分までにはついて行列に並んでください。また、屋敷跡にある多くのカフェや萩らしいレストランが多数ありますのでお好きなところを選んで昼下がりの一服を。
萩市内観光で、萩循環まぁーるバス萩循環バスがあり、観光スポットに行くことができます。明倫館のバスセンターから出ています。
2)元乃隅神社と長門湯本温泉郷
益田 → 国道191号線を萩を通って 2時間 → 元乃隅神社 → 30分 → 長門湯本温泉大谷山荘のランチ日帰り入浴パック → 30分 → 青海島遊覧(風で運行が制限された場合は世界遺産反射炉と須佐ホルンフェルス) → 益田 全行程 8時間
青海島遊覧は青い洞窟など奇岩や断崖など船でしか見えない場所を観光できます。ただし、風の強さで運行が制限されるため、一部しか行かないときはあきらめて、須佐ホルンフェルスの奇岩の絶景をご覧ください。
3)元乃隅神社と角島(8時間)
益田 → 国道191号線を萩を通って 1時間40分 → カネコツカサ窯 → 40分 → 元乃隅神社 → 1時間 → 角島 → 2時間半 → 益田
4)自然(青梅島・須佐ホルンヘルス)と金子みすゞ記念館(8時間)
益田 → 2時間15分 → 仙崎港 → 青梅島クルーズ(青い洞窟、奇岩など、波が荒い時は中止になることも、要朝確認連絡) → 食事 → 金子みすゞ記念館 → カネコツカサ窯(要予約)→ 須佐ホルンフェルス → 益田
5)津和野(6時間半)、
益田 → 国道9号線で 40分 → 津和野(安野光雅美術館(駐車場あり) → 乙女の峠(駐車場有) → 沙羅の木(うずめ飯)(駐車場:食事・買い物で無料) → 武家屋敷と鯉 → 太鼓谷稲荷神社(石段260段1000基鳥居を300m登)→ 森鴎外記念館 → 益田
6)石見銀山・温泉津温泉(7時間)
益田 → 国道9号線(高速無料区間あり) 1時間45分 → 石見銀山散策(龍源寺間歩、群言堂、街並み、代官所跡) → 10分 → 石見銀山世界遺産センター → 益田
石見銀山は昔ながらの建物を今の残していて、ゆっくり散策を。
カートでの移動が便利(片道500円)で間歩までの2㎞を快適に。観光スポットの案内をしてくれます。
群言堂は有名で、女性に人気。じっくり時間を取って訪れるのをお薦めします。
時間があれば、帰りに温泉津温泉によって、歴史のある薬師湯に。昔ながらの温泉を堪能できます。また2階に上がってテラスがあり、そこからの温泉郷を湯上りでのんびりご覧ください。
7)山口市・秋芳洞・秋吉台(7時間)
益田 → 国道9号線 1時間半 → 山口市瑠璃光寺(国宝五重塔が有名ですが現在修復中) → 1時間 → 秋芳洞・秋吉台 → 1時間半 → 益田
秋芳洞は大きな鍾乳洞で中に巨大な黄金柱など、整備された歩道を歩きながら、ゆっくり自然の至宝を楽しめます。そのすぐ近くにカルスト台地の秋吉台があり、こちらもご覧ください。
8)三段峡(4時間)
益田 → 国道191号線で広島方向へ 1時間半 → 三段峡(散策) → 匹見峡 または 匹見温泉 または美都温泉 → 40分 → 益田
三段峡は中国山脈の渓谷で、春の桜、夏の川散策、秋の紅葉の時には素晴らしい絶景を堪能できます。匹見峡は、益田に流れる高津川の源の清流で、釣りや川遊びなども楽しめます。温泉としては、つるつる肌の温泉でゆっくりしてください。
9)足立美術館・出雲大社(10時間半)
益田 → 2時間(一部高速道路利用) → 出雲大社(1時間参拝) → 出雲割子蕎麦(1時間) → 1時間(一部高速道路利用) → 足立美術館(2時間) → 3時間(一部高速道路利用) → 益田
一泊ツアー
1)元乃隅神社・角島・長門湯本温泉郷
益田 → 2時間 → 元乃隅神社 → 1時間 → 角島、灯台 → 30分 → 長門湯本温泉(一泊) → 青海島遊覧 → 萩観光 → 益田
長門湯本温泉郷は、星のリゾートとタイアップしてレトロでありながら新しさを感じる温泉郷に生まれ変わっており、ぜひ夜の街を散策してください。綺麗です。
2)足立美術館・松江・出雲大社・温泉
益田 → 3時間 → もののけの舞台のたたらの里庄原・絲原記念館・堀江家・櫻井家などから(あるいは映画砂の器の亀嵩駅で蕎麦) → 40分 → 足立美術館 → 宿泊地(玉造温泉または皆生温泉など)一泊 → 松江(国宝松江城と県立美術館の北斎コレクション、和菓子)または境港(鬼太郎ロード等) → 出雲大社 → 2時間半 → 益田